地域包括ケア病棟とはCOMMUNITY COMPREHENSIVE CARE WARD
「地域包括ケア病棟」とは、急性期治療を経過し、病状が安定した患者さまに対して自宅や介護施設への復帰に向けた医療や支援を行う病棟です。
本来は、一般病棟で症状が安定すると、
早期に退院をしていただく事となっています。しかし、自宅での療養に不安があり、介護サービスの調整や社会復帰にもう少しの入院が必要な患者さまの為に、当院では「地域包括ケア病床」を準備しております。また、安心して退院していただけるよう「地域連携室」を配置し、退院に向けたサポートをさせて頂きます。
入院〜退院まで
以下のような患者さんを対象としています。
- 在宅復帰に向けて、リハビリテーションが必要な方。
- 入院治療により状態は改善したけれど、もう少し経過観察が必要な方。
- 介護保険サービスの利用や住宅改修等で、在宅復帰に向けて療養準備が必要な方。
- 自宅療養中で一時的に入院が必要になった方。
- 施設入所の申し込み中で在宅での生活に不安のある方。
- レスパイト入院を希望される方。
レスパイト入院:
在宅介護をされている方の肉体的・精神的疲労や農繁期の間等、患者さまを一時的に受け入れて、介護者に息抜きをして頂く入院です。
病状の変化のため主治医が判断すれば、一般病棟にお部屋を変更いただく場合がございます。
満床の際には、一時的に一般病棟へ入院していただく場合がございます。
入院料はとくに変動なし
「地域包括ケア病棟入院料」は入院基本料に、リハビリテーション料・投薬料・注射料・簡単な処置料・検査料・画像診断料等の費用が含まれています。そのため、入院基本料の設定額は高いですが、1割~2割負担の方の医療費の上限額は他病棟と変わりがありません。
※ただし、食事代、おむつ代、差額ベッド代など保険診療対象外となるものは別途料金が必要です。